一人暮らしには断然2DKがオススメ!+料理もしやすく家賃も安い

初めての一人暮らし、誰もが物件選びにワクワクすると思います。
オシャレな部屋、快適な生活、様々な希望とちょっぴりの不安の中
「一人暮らし 賃貸 オススメ」
なんてキーワードで検索したりするのではないでしょうか?
本エントリーは、賃貸の要素の中で「間取り」に注目し、2DKという間取りがいかに使い勝手がよく一人暮らしの悩みを解決してくれのかを解説していきます!
いや、ホントにオススメですよ!!

【要約】2DKはこんな人向け!

・自炊する人(キッチンは広くないと!)
・食事と寝るスペースを分けたい人
・物が多い人(趣味でも仕事関係でも)
・人を呼ぶ機会が多い人(寝るときに部屋を分けられる&見られたくないものを隠せる)
・広さは欲しいけど賃料を抑えたい人

2DKってこんな間取り

一人暮らし、といえばどういった間取りをイメージするでしょうか?
大半の方は1K、もしくは1LDKを思い描くかと思います。実際、不動産サイトを除くと1Rも含めたこれら3択が一人暮らし向けとされています。
勿論それは間違いではありませんが、実際に住んでみた経験上あえて私は2DKという間取りをオススメしたいのです!

構造

まずは2DKがどんな部屋なのか見ていきましょう。
下は現在私が実際に住んでいる賃貸物件の間取りです。若干の差はありますが、2DKの基本的な間取りです。

まずは言葉のまま、
2:2部屋
D:ダイニング
K:キッチン
なのでキッチンと食事ができるスペースを確保した空間が1つに、居室が2つというのが定義的な2DKになります。なお、左下の茶色いスペースはベランダになります。

定義に則った上で設備以外の物件による違いは
・部屋の広さと和洋
 →6帖と4帖ということもあるし、どちらも洋室ということも
・収納の有無と広さ
 →和室にはほとんど押入れがありますし、洋室ではないことも
・水回りのスペース
 →浴室やトイレの大きさの違い
・ベランダの有無
 →2階でも無い場合があるし、1階でもあることも
といった部分が異なってきます。

賃貸での特徴

次に定義的な意味ではなく、「賃貸での2DKの特徴」について解説していきます。以下は私の経験や主観に基づくものではありますが、不動産サイトを覗く限り的外れでは無いと思います。
念の為私の経験を話すと、賃貸生活は10年、うち2.5年と1年間を別々の2DKで生活していました。場所は神奈川県です。

ダイニングは玄関から直通で広い

1Kの部屋もそうですが、2DKの場合もキッチンは玄関直通がほとんどです。玄関開けて1秒でキッチンとご対面です。

一方で1Kとの違いは広さです。ダイニング(食事を摂れるスペース)がついているため、ある程度の広さがあり、1Kのように人一人が通れるだけのスペースしかない…なんてことはありません。ダイニングの広さは勿論物件により異なりますが、不動産公正取引協議会連合会という機関が2011年に表示上の目安を下記のように指示しています。
私の部屋の場合、ダイニングは6帖なので基準の最低限を満たしています。
このおかげで1Kであれば居室に置くしかなかった冷蔵庫や炊飯器を居室から追い出すことができます。

キッチンスペースは広め

ダイニングが広いためか、キッチンの什器も大きいものが設えられています。
1Kの場合、こじんまりとしたシンクと1口のコンロのみでまな板を置くスペースもない!なんていう部屋もままあります。
一方で2DKの場合そんな部屋はまずありません。今まで内覧したり実際に住んだ物件はどこも

・余裕をもってフライパンを置けるシンク(50cm以上)
・2口コンロ(備え付けは少なくあとから置くタイプの方が多い)
・まな板を置けるスペース(40cm以上)

が確保されていました。
また、空間が確保されているためかシンクの上下に十分なスペースの収納棚が設えられていることも多く、2人くらいであれば別の棚を用意せずに食器類を収納できるかと思います(収納に関しては物件によって差が大きいので要確認!)。

エアコンは1台が基本

マイナスの特徴としてはエアコンが1台、つまり片方の部屋にしか無いというケースが多いです。新たに設置するとしても大家さんとの交渉が必須になりますし叶うとは限らないため、エアコンの設置状況は2DKで暮らす際には最重要確認ポイントです。
ポイントとしては、
・「冷風がどのように流れるか」
・「どちらの部屋を寝室にするか」
を確認するとよいでしょう。
物件によっては2部屋を横断するように冷風が流れる位置に設置されている場合があります。これが理想的ですね。そうでない場合は扇風機やサーキュレーターなどで風を動かしてやる必要があります。
また、熱帯夜の寝苦しさは耐え難いものがあります。そのため寝室にしたい方の部屋にエアコンがない場合は慎重に検討した方がよいでしょう。

ちなみに私の場合、1度目は横断するような位置にエアコンがあったため快適でしたが、現在住んでいる物件はそうではないため扇風機で風を送って対応しています。

築年数は古いがアクセス良でリノベの可能性も

2DKの場合築年数の古い物件が大半です。
データを集めたことはありませんが、大手不動産サイトで検索する限り築浅でも20年以上、30年や40年の物件もざらです。というのも、2DKというのは比較的古い間取りだそうで、1LDKが流行りだす前の時代ものもなんだとか。
傍証として、50年代に「公営住宅標準設計」に確立され核家族ようの団地の間取りに採用された…なんて話もあります。
ただ、これは1Kと遜色ない家賃に絞って検索した場合に限ります。家賃と立地によってはその限りではありません。
とはいえ、1Kと遜色ない賃料に抑えようとするとどうしても築年数は古くなりがちです。しかし、代わりに内装がリノベーションされている場合も少なくありません。私が探した時には半分から1/3くらいの物件で水回りやキッチン、壁紙などがキレイになっていました。今住んでいるところなんて築30年で追い焚き機能がありますからね。このあたりも要チェックです。
また、古い=昔から需要があった場所 ということもあり、新築に比べ駅に近いなど使い勝手がよい可能性もあります。このあたりは内覧の際に付近を歩いて確認することをオススメします。
なお、築年数の古い物件の場合(つまり大半の2DKでは)2部屋の片方は和室だと思ったほうがよいでしょう。和室は人気がないためその分賃料を抑えることができるので最初から除外せず、他との兼ね合いで選んだほうがよいでしょう。

2DKはこんな人にオススメ

このような特徴をもつ2DKはどんな人に向いているか、紹介していきます。

自炊する人

私がこの属性で、2DKを勧めたい大きな理由の一つです。
上京して賃貸を探したことのある人の中には
「キッチン狭っ!てか料理できないじゃん!」
と驚かれた経験があるかと思います。
特に便利な立地にある1Kのキッチンは本当に狭く、1口コンロと狭いシンクが隣同士並んでいるだけのスペースを「キッチン」と称する物件が沢山あります。お湯を沸かして茶碗を洗うくらいのスペースしかなく、ここに住む人は一体どんな食生活を送っているのだろう…と思ったものです。それは極端だとしても、1Kのキッチンは玄関から部屋までの廊下に設置されている場合が多く、狭い上にトイレや浴室の扉も同じ空間にあるため満足に冷蔵庫を置くこともできません。
ダイニングがある2DKであれば先に紹介したように広いキッチンとゆとりのあるスペースが確保されているため、食器や保存食を置いておくこともできます。
自炊をメインで考えている方はD(ダイニング)のある賃貸が絶対オススメです!

寝食の空間を分けたい人

こちらが大きな理由の2つ目。調理スペースの確保という意味でなら1DKでも賄うことができます。しかし、1つしか部屋がないと寝食を分けることは難しいです。「ダイニングで食事をすればよいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、先に述べた通り賃貸のダイニングは玄関から直通であることが大半です。そのため汚れやホコリが気になりますし、突然の宅配などで扉を開けるのもためらわれます。
また、TVを見ながらだったりくつろいで食事をしたいと考えるとダイニングでの食事は現実的ではありません。なにより居室と隔たっているため空調も聞きづらく寒いし暑い!食事には向きません。
1Kの場合ベッドと食事スペースが隣り合っているのが当たり前ですが、やっぱり匂いが気になります。暮らしていれば慣れてしまいますが、一度分けて生活すると戻りたくなくなること請け合いです。

物が多い人

当たり前ですが、単純に考えて使えるスペースは1Kの倍です。
そのため趣味等で物が多い人にはありがたい広さです。
…広さにかまけてさらに物を増やしてしまうのはご愛嬌です。

人を呼ぶことが多い人

友人でも恋人でも、人を呼ぶことが多い時にも部屋が2つあるのは便利です。
寝るときや着替える時、ちょっとした時に相手から見えない空間を用意できるのは互いの精神衛生上大切なことではないでしょうか?
また、見られたくないものや散らかった部屋を見られたくなければ片方の部屋に突っ込んでしまうということもできます。部屋がもう一つあるって便利です。

家賃を抑えたい人

外せないメリットが家賃の安さです。
古い物件が多いためか、家賃が安めに設定されているのも2DKの特徴です。これもデータで示せないので片手落ちですが、古めかつ流行りの間取りではないためか同じ地域なら1LDKよりはまず安く、新築の1Kよりも安いなんてこともざらにあります。当然場所など諸々の条件によりますが、
・同じエリア
・駅からの距離も同じ
・築年数も似たような年数
だと、1Kにプラス1万弱(5000円とか)で2DKに住めると思います。この価格差で部屋がもう一つついてくるというのはかなりお得だと思いますがどうでしょう?

まとめ

ということで、2DKの間取りをオススメしてきましたが如何だったでしょうか?
1Kでの一人暮らしされた経験があると寝食を分けられることや、キッチンの広さといったメリットをより実感できるのではないかと思います。もしまだ1Rや1Kにしか住まれたことが無いのなら2DK、オススメですよ!
ちなみに、なぜ一人暮らしに限定したかといいますと2DKでは2人分のプライベート空間を用意できないからです。2つしか部屋がないとどうしても片方は食事やTV視聴などリビング的な使い方になってしまいます。そうすると互いに使う空間になってしまうため、しばらく一人でいたくても叶わなことが大半です。このあたりはそれぞれのパートナーによるとは思いますが、2DKくらいの広さなら一人暮らしで使うのがよいと思います。2人なら2LDKかな?