・フロントポケットのあるBERMASのスーツケース「TRAVEL SMART」をレビュー
・フロントポケットから本体収納部にもアクセスできて便利
・2万円前半で購入できる価格帯
・軽量モデルではない点に注意
旅行の多くを日帰り、もしくは一泊程度のためバックパック一つで旅に出ることが多く、利用頻度の低いスーツケースは10年前に買った1万円もしない激安品をずっと愛用してきました。
とは言え流石にキャスターにガタがき始めたので、思い切って買い替えました。
SNS全盛の時代ですからyoutubeをはじめスーツケースの紹介はいくらでもありますが、事前に調べた中に出てこなかった、店頭で見つけた製品にピンときたので本記事ではそのスーツケース、BERMASの「TRAVEL SMART」をレビューしていきます。
買い替え時の条件は以下の通りです。
・今使っているものと同容量(50L程度、2泊~3泊できる)
・今使っているものと同重量(3kg半ばくらい)
・フロントポケットを使ってみたい
・キャスターが静かだと嬉しい
・2万円台で
2泊程度の旅行を前提に、基本的には今と同じくらいのサイズで探しました。
手持ちと違う点としては「フロントポケットの有無」。今使っているものは純粋な箱としてのスーツケースで、フロントポケットの利便性を試してみたいと思っていました。
また、旅行は早朝・深夜に出かけることがつきものですが、傷んでいるのもあり今使っているものはキャスター音がなかなか大きいため、できるだけ静かなものを探しました。
予算は約2万円。今回函館旅行(出発地:神奈川)での使用を念頭においており、片道の交通費が大体2万前半だったのでそれくらいが限度かな~という感覚です。
| メーカー | BERMAS(バーマス) |
| 品名 | TRAVEL SMART |
| 容量 | 53L |
| サイズ | W38×D27×H56 |
| 重量 | 3.98kg |
| 素材 | PC(ポリカーボネート) |
| 価格 | ¥22,700 |
まずはカタログスペックから。
容量は53L、3,4泊くらいの容量です。重量は4kg弱と特段重いわけではありませんが軽くもありません。素材はポリカーボネートで安価なものからちょっと高めまで様々なスーツケースに使われている素材だそうです。
ちなみにヨドバシカメラにはこんな案内が出ていました。店員にはポリプロピレン製のものを熱く勧められ、試してみると驚くほど軽く、押すとたわむ程柔軟性がありましたが、可愛らしくないお値段でした。。

22,700円という価格はこの容量のハードスーツケースであればちょっと安めのようです。少なくとも2026年4月頭に行った際にヨドバシカメラで並んでいた同容量製品の中では安価でした。まあ、TRAVEL SMARTは東急ハンズで発見したのですが。
フロントポケット付きのスーツケースはこのくらいの容量だとほとんど無く、ワンサイズ小さな機内持ち込みができるサイズ帯によくみられる機能でした。大きくて持ち歩くことが無いからでしょうか?
BERMAS(バーマス)
BERMASという名前からてっきり海外メーカーなのかと思いましたが、こちらは日本メーカーのブランドになります。
正確には100年ほど前にドイツで生まれたブランドを兵庫県豊岡市の「衣川産業株式会社」が取得し生産しているとのことです。

このスーツケースの推しポイントは、購入理由にもなったフロントポケットです。
私が触った限りですが、フロントポケットがあってもマチがほとんど無いものが多く、ノートPCくらいしか収納できないものが大半でした。TRAVEL SMARTの場合、(本体が空っぽの状態)通常では4cm程度の厚みなら問題なく収納が可能です。ちなみによくあるクッション付きのノートPC収納スペースはありません。私は汎用性を重視していたため支障ありませんでしたが、この部分を重視される方はご注意を。
さらにTRAVEL SMARTではフロントポケットからメインの収納スペースへアクセスすることができます。そのため床に広げなくともスーツケースの片側のスペースから物を出し入れすることができます。
私の場合、本体収納部のバック側とフロント側の下部に荷物をしまい、フロントの上部を空けておいて物をしまったり、念のための防寒着をしまっておき取り出したり、そんな使い方を期待しています。
実際、追加で買ったお土産をフロント側上部にしまう使い方ができました。


キャスターは特に静音性をうたっているわけではありませんが、店頭で確認した限りでは車輪の音が気にならない程度に静かでした。実際のアスファルトでは、驚くほど静か!という程ではありませんが、10年前の格安品とは比べられないほど静かです。…まあこれに関しては比較対象が悪いですが。
静音性を最重視される方は後述するFREQUENTERシリーズを検討したほうが幸せになれると思います。
購入前は特に条件としていなかったキャスターロックですが、実際に使ってみるとなかなか便利でした。スーツケースの上にバックパックを乗せた状態で電車に乗っても転がることがなく、十分な機能です。
私のように電車での移動が多い人は購入条件にすることをオススメします。最近はついているモデルが多いですしね。

かなり満足している製品ですが、容量に対して若干重いのがイマイチポイントです。
最近のスーツケースはMサイズ(40L~50Lくらい)で3kgを切ると軽い、とみなされているようで、4kg弱の重量があるこのスーツケースは若干重めになります。
とは言え、このスーツケースのサイズだと航空機の機内持ち込みはできないので、持ち上げるシーンはかなり限定的です。お預け荷物は多くの場合20kgが限界のようなので、荷物だけで+16kgを預けることができると考えれば困ることはほぼありません。
キャスターの性能もあり、引きずっている時に特段重さを感じることもありませんでした。
検討中にTRAVEL SMARTと悩んだ製品を紹介します。
私と近い条件で探している人は、むしろこちらのほうがハマるかもしれません。

軽さという点でソフトタイプはハードタイプに対して優位性はありますが、それにしてもこのLEGEND WALKERは48Lで2.1kgというTRAVEL SMARTの約半分という驚きの軽さです。さらにお値段も18000円以下と安価でかなり迷いました。
通常のスーツケースと違い前面を開くタイプで、前面・側面・背面にポケットがあります。店頭で試したところ前面上のポケットには500mlペットボトルが入る程度のスペースがありました。
選ばなかった理由は、防水性です。中身がビシャビシャになることは無いかもしれませんが、やはりハードタイプに比べると心許なく、今回は選びませんでした。
ちなみに海外での利用を念頭に置くとソフトタイプは防犯の観点(刃物で切り裂かれる)で避けたほうが良いようです。おっかな。。


もう一つ悩んだのはエンドー鞄のFREQUENTERシリーズです。
こちらはキャスターの静音性を売りにしており、確かにかなり静かですし4輪キャスターもかなりしっかりした作りをしていました。また、このキャスターは交換キットが販売されています。相当な扱いをしない限りスーツケースはキャスター以外壊れないと想いますから、そのキャスターが交換できればかなり長く快適に使用できると思います。
シリーズ展開も豊富で、容量的には「リエーヴェ252」、フロントポケット有りでは「リエーヴェ254」、軽量さでは「アウラ」(58Lで2.7kg)、と選択肢が多くかなり悩みました。
選ばなかった理由は価格と丁度良い製品がなかったためです。
下の表のように、キャスターをとるとフロントポケットがなく、フロントポケットをとると求めている容量がなく、軽さと価格をとるとキャスターが通常(別にうるさいわけではない)のものになり。。と丁度良い製品がありませんでした。
リエーヴェ254の50Lモデルがあればかなり惹かれたと思いますが、そうすると3万円を超えてくるでしょうし、私の予算的には結局選ばなかっただろうなと思います。
| 品名 | 惹かれた点 | 断念した点 |
|---|---|---|
| リエーヴェ252 | キャスター(静音性) 軽さ3.4kg | フロントポケットがない 価格(29,700) |
| リエーヴェ254 | キャスター(静音性) フロントポケットあり | 容量(32L) 価格(29,700) |
| アウラ | 軽さ2.7kg(58L) 価格(23,000) | フロントポケットがない 通常キャスター |
「スーツケースはタイヤのついた箱」くらいの思いで探し始めましたが、もちろんそんなことはなく、かなりこだわれるモノでした。とは言え本体は旅行自体だと思っているので、できるだけ価格を抑えた上で欲しい機能を持った「TRAVEL SMART」を今回選びました。
まだ1度の旅行でしか使っていませんが、かなり気に入っています。特にフロントポケットの利便性がよく、パッキングを工夫すれば公共の場で広げることなく荷物の出し入れができ、旅行を漫喫できそうです。
本記事で紹介しているスーツケースはすべてネット購入が可能ですが、質感やキャスター音、引っ張ってみたときの感覚など実店舗で触ってみることをオススメします。メーカーなどにこだわりがなければヨドバシカメラなど家電量販店の大型店だと100個以上のスーツケースが試せます。ただ個人的には数がありすぎて逆に困惑してしまい、限定セレクトされた東急ハンズの品揃えが好みに一致していてオススメです。
